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「夏休みも終わって今日から2学期気を引き締めて頑張りましょー」

いつもながらなんだか適当な彼方先輩の挨拶

「……やっぱかっこいい」

ボソッと呟く波美

お熱なのは波美だけにはとどまらない

こんな適当な先輩でもやっぱりモテモテなのです



「あっ冴慧ちゃん!!」

会長の挨拶をおえ体育館の舞台から降りようとしていた彼方先輩がいきなり叫ぶ

まわりにいた全員の視線が一斉にあたしのほうにむく

……なっなんですか?

「始業式おわったらすぐに3年1組に来て」

「は…はいっ」

3年1組は
彼方先輩のクラスか……

「いいなぁ冴慧は」

「なんで?」

「生徒会役員だといつも彼方先輩の近くにいられるじゃん 冴慧は…羨ましいよ あたしも……先輩の側にいたいよ」

波美はそういうと黙ってしまった

「波美?」

あたしが名前を呼ぶとしばらくしてから俯きながら言った

「あのね……うちもうすぐ両親が離婚するの……」

「うん」

突然どうしたんだろう……

「でね あたしはどうしてもお母さんについていきたいと思うの」

「……なんで?」

俯いていた波美が顔をあげた

「お母さんの旧姓が……東城だから」

「え……?」

東城?