ある日、私は川の土手に座っていた。

「何してるの?」

振り向くと、そらくんがいた。

「四つ葉のクローバーを探しているの。」

「僕も一緒に探すよ。」

「ありがとう!」

私はそらくんだけ、小さな声ではなく、普通に話せるようになっていた。


「あったよ!うみちゃん!ほら!」

二人して一生懸命探してたら、
そらくんがみつけてくれた。

「わぁ、四つ葉だ!ありがとう!」

そらくんが嬉しそうに笑う。

「うみちゃん、四つ葉、好きなの?」

「大好き!」

「そっか。」

その後はそらくんは私に話をしてくれて、私はその話を聞きながら二人分のお花の冠を作っていた。