「うん…あなたは?」

「僕は上の者だ!」

「…ものくん?」

「違うよ、そーら!そらだよ!」

そう行ってそらくんは笑った。

太陽のような彼の眩しい笑顔に、緊張がほぐれたんだと思う。

「一緒に遊ぼう!」

「うん!」

遊びに誘われても、大きな声返事が出来た。

「僕、最近引越ししてきたんだ。
だから、うみちゃんが最初の友達。
ねぇうみちゃんいくつ?」

「6さい。」

「僕も6さい!」

他にも同じ位の年の子はいたけど、私達はいつも2人で遊んでた。

だから、私達はすぐに仲良くなった。

…今思うと、人見知りの私の一番の友達になってくれようとしてたのかな。