「えっと、残った2つは…
どうしようかな。」

先輩の手には白と黒のうさぎのキーホルダーが残った。

「両方とも先輩がつければいいんじゃないですか?」

「うーん、
出来れば一つがいいな。」

先輩は右手に白、左手に黒を持った。


「…よし!
二人とも、白と黒どっち?せーのっ」

わっ

「「白!」」

水月と言葉がハモった。

「そっか。じゃあ、二人の意見が一致したので、白が俺。黒は保管するよ。」

陸先輩は笑ってそう言った。

その後、たくさん遊んで、
そろそろ帰ることになった。

「…あのさ、もしよかったら夏祭り、
この3人で行かない?」

「いいですね!」

水月は即答した。

「私も3人で行きたいです。」

「決まりだね。今度メールする。」

「分かりました。」

私と水月は楽しみだねっていいながら帰った…。