「落ちつきましたか?」

「うん。」

「よかったです。」

先輩はそれから無言でこちらをジッと見てくるから…段々私もそわそわする。

って、よく考えたら、
今先輩と二人きりだ!

今までなんで気づかなかったんだろう!

急に恥ずかしくなってくる。

や、やっぱり水月と代われば良かった!

「そ、そう言えば水月「お待たせー!」

遮られたけど、ナイスだよ、水月…。

「さっ、早く歌おう!はい、海最初!
先輩、海最初でいいですよね。」

「うん。」

返事と同時に、水月からマイクを渡された。

…前言撤回。