制服は前の学校のもの。




 すぐ戻る予定だし…必要ないでしょ。




「ここ3-Cな。自己紹介頼むぞー」

「はい」




 先生と教室に入った。




「おーい、お前ら!! 転校生だぞー」

「あぁ? 男かー?」




 背の小さい私は他のみんなにはあまり上手く見えてないみたい。





「可愛い女生徒だ」

「「「やりーーーッ」」」




 一気に上がった歓声で私の周りにあつまった生徒たち。






 みんな赤や茶色、金などの派手な髪色にカラフルなシャツ。




 怖い……ッ




「名前は―?」

「……くッ…くくくく黒川美梨亜ですッ」

「く 何個いんの?」



 真剣な顔で私に問いかけた派手な人1。



「ひッ、一つです…」