「普通は終わった後は魔力のコントロールができずに大慌てなころなんだが…」

「へぇ」

「センスあるんじゃないか?」

「ありがとうございます」





 その後の美梨亜の親父さんの調べによって陸の属性は時。




 時間を操れる。






 そして……風使いらしい。




 すっげぇ珍しい種だ。




「へぇ…本当にセンスあるんじゃないか? なかなか人間から風使いになれるのはいないよ」


「これで…仲間…」

「ようこそ。魔界の新住人君」




 その夜はモンスターのお祭り騒ぎ。




 
「陸、お前すげぇな」

「あ?」

「普通に人間からモンスターになりてぇなんていわねぇよ」

「俺は陸だからな」




 陸斗の距離も縮まった気がした。




「「美梨亜は渡さないけど(笑)」」