A県N市、某100円ショップにて。
「5点で525円になります。…千円お預かりいたします。」
杉山は商品を袋に詰め、お客にお釣りを渡した。
「有り難う御座いました。またお越しくださいませ。」
杉山は深々と頭を下げた。そこに店員の一人が近づいてきた。
「杉山さん、もう時間なんであがっていいですよ!お疲れ様でした。」
杉山はレジから離れ、バックヤードに戻り、エプロンを外し帰り支度をした。
「じゃあ、お先に失礼します。お疲れ様でした。」
拘束9時間。実働8時間で7200円。
それが杉山のいつもの仕事だった。
〜今から半年前〜
「すいません、求人情報紙をみてきたんですけど。」
杉山は、自宅の最寄り駅近くにある人材派遣会社に登録にきていた。
駅前のビルなのに、建物は老朽化しており、今にも崩れそうなビルだった。
ボロボロのエレベーターを使い9Fへ。
降りてすぐ左側に支店はあった。
「5点で525円になります。…千円お預かりいたします。」
杉山は商品を袋に詰め、お客にお釣りを渡した。
「有り難う御座いました。またお越しくださいませ。」
杉山は深々と頭を下げた。そこに店員の一人が近づいてきた。
「杉山さん、もう時間なんであがっていいですよ!お疲れ様でした。」
杉山はレジから離れ、バックヤードに戻り、エプロンを外し帰り支度をした。
「じゃあ、お先に失礼します。お疲れ様でした。」
拘束9時間。実働8時間で7200円。
それが杉山のいつもの仕事だった。
〜今から半年前〜
「すいません、求人情報紙をみてきたんですけど。」
杉山は、自宅の最寄り駅近くにある人材派遣会社に登録にきていた。
駅前のビルなのに、建物は老朽化しており、今にも崩れそうなビルだった。
ボロボロのエレベーターを使い9Fへ。
降りてすぐ左側に支店はあった。