制服を着て準備をする。


めんどくさいな〜と思いながらも、心の奥では少し喜んでいる自分がいた。



久しぶりに聞いた『友達』という響きに少し嬉しさを感じていたのだ。




しかしその『友達』が小谷田大海だということを思い出すと、気持ちは一気に冷める。



準備ができると、ママと小谷田大海が楽しそうに話をしている玄関へと向かった。