結果が張り出された日は1日中、ざわざわと陰口を言われた。
カンニングだのなんだのと。
まあ、D組の奴が1位取ったらそうなるわな。
気にする事なく騒がしい1日を終えて、帰る用意をしてふと窓から校門をみれば見たことのある人影が目に入った。
思わずケータイを取り出し、電話をかければその人影が電話に出る様子がうかがえた。
「おい、お前今どこにいる。隼人…」
その人影を見ながら話せば、校舎の方へ目線を向け、多分笑顔であろうと思われる声のトーンで返事が返ってきた。
「瑠榎さんの学校の前ッス!!」
「帰れ」
「えぇ!?」
突然の大声に思わずケータイを遠ざけた。
「何しにきたんだよ」
「迎えに来ました!」
高めのテンションで言われてしまえば、返す言葉が見つからなくて小さくため息をついた。
「…ちょっと待っとけ」
「はい!!」
嬉しそうな返事が聞こえてから電話を切り、朔達がいるであろうA組へ足を運んだ。

