「できる限り、俺みたいな奴がここに出入りするように努力します。ですが、あんまり気を許さないでくださいね」
そう言ってから早川さんはまた優しい雰囲気に戻った。
「申し訳ないんですけど、しばらくここにいさせてもらってもいいですか?やる事やったと思わせないといけないので…」
「あ…はい」
用意されていたソファにすわって、早川さんと色々なことを話した。
「じゃあ、そろそろ行きます。俺がこんな奴だってバレないように協力、お願いしますね」
「はい。ありがとうございます」
早川さんは優しく笑ってから、部屋から出て行った。
それから週に1回くらいの頻度で、黒川の部下が3人ほど交代制で私の部屋に来るようになった。
早川さんが言ってくれたように優しい人ばかりが来てくれ、その中にはもちろん、早川さんもいた。
でも、この人たちは完全に私の味方ではない。
いつ、黒川が来るかもわからない。
そんな生活をして、4月の終わりに朔や悠斗や來輝くんと出会ったんだ。

