そして、連れてこられたのはワンルームのマンション。
「ここで、監視されながら生活しろ」
「え…」
「まあ、高校には行ってもいい。だが、目立つな。友人なんてもってのほかだ」
淡々と告げられる言葉に私の未来がどんどん暗くなっていくのがわかった。
「もし友人やらお仲間やらが出来たら、そいつらを一生お前の前に現れないようにしてやる」
ただただ冷たい声が降り注いで、私はもう真っ暗な人生を送るしかないんだな、と下を向いてしまった。
「お兄さんが借金を完済すれば、解放してあげるよ」
黒川の足が反対を向いて少し離れたと思えば、ピタリと止まった。
「あぁ、そうだ。早川」
「はい!」
「最低限の説明はしてやれ。飢えられたら困るからな」
「はい」
「あと、今日の相手をしてやれ」
「はい」
隣にいた男の人に何か伝えるだけ伝えれば、黒川は部屋から出て行った。

