「え…?」
驚いている3人。
そりゃそうか。
「私は黒蝶。あんた達とは違うの。あんた達みたいなのと一緒にいたら…名が廃る」
「黒蝶…?」
悠斗くんが小さく呟いたけど、説明することはしなかった。
出来るだけ声を低く。
出来るだけ目を冷たく…。
「…ずっと友達って言ったじゃん」
「フッ…何言ってんの?」
目に涙を溜めている朔をバカにしたように笑う。
ずっと友達で居たかった。
だから、昨日の返事で私は逃げた。
「そんな奴とは思ってなかった」
來輝くんの冷たい目が私に突き刺さる。
「こんな奴だったんだよ。ごめんね」
朔の目が冷たくなっていくのを感じながら、來輝くんの手を振り払ってまたバカにしたように笑う。
「じゃあね」
そして、3人と向き合っているのが辛くなって横を通り過ぎた。
これでいい。
これで良かったんだ。
屋上へと足を進めながら自分に言い聞かせる。
「最低…か」
横を通るときに聞こえた苦しそうな朔の声。
ごめん朔…。
泣かせちゃって。
でも、私を救ってくれた朔だから。
私が絶対に守り通すから。
涙でぼやける視界をできる限り急いで歩いた。

