コンビニに行くって言ったのは嘘。
あれ以上朔といると判断が鈍るから…甘えたくなるから私は逃げた。
「間違ってないよね…?」
綺麗な星空に問いかけても返事なんか降ってくるはずもなくて。
静かに歩いて家に帰った。
そして、すぐにテレビをつけたと同時に電話が鳴った。
…あの人からの。
「はい…」
「お仲間ができたらしいな?」
「っ?!」
喉がヒュッ…と音を立てた。
「…どうなるか、わかってるよな?」
心臓がバクバクと音を立てて暴れ出し、全身に冷や汗が流れる。
でも、朔達の笑顔を思い出して拳を握った。
「あの人たちは仲間なんかじゃありません」
私が護るから…。
「ほぅ…?随分と仲よさそうに何日も過ごしているじゃないか。それに、俺は目立つなと言ったはずだが?」
電話越しに聞こえてくる冷たい声にケータイを握る手に力が入る。
「明日で関わることも、話すこともなくなります」
少し震える声をなんとか絞り出し、強気で答えた。
「…まあいい。明日まだ仲間のように振る舞うなら…」
「っ…わかってます」
「ふっ…。忘れるなよ」
ツーツー、という音に小さく息を吐いた。
「私が守るから…。絶対に…。」

