気にするな、と笑顔で答えてから何故か拗ねている様子で腕にくっついて来た春真に視線を移した。
「春真。自己紹介してよ」
「…柳春真」
ボソボソと答えた春真に小さくため息をついてから朔と來輝くんの方を向いた。
「黒龍の特攻隊長みたいな。こんな可愛い顔して喧嘩は強いから気をつけてね」
ふわふわな春真の髪を撫でてやれば、少し嬉しそうな顔をして口を開いた。
「瑠榎には負ける。…あと類にも」
「なんでちょっと嫌そうなんだよ!」
「うるさい」
類と春真のやりとりにまたため息をついた。
「仲いいんだか悪いんだか」
「悪くはねぇ」
「別に嫌いじゃないけど」
「2人ともツンデレか」
素直じゃない2人に少し呆れながらも、平和な空間に笑顔がこぼれた。

