「おっすー」
扉を開けながら挨拶をすれば、3人がこっちを見た。
「お、瑠榎じゃん」
机に向かっていた類が書類から顔を上げて笑顔を見せてくれる。
「あ、悠斗もいる」
「瑠榎!」
夏樹、春真の順番にソファの方から声がしたと思えば、春真が私に近づいて来た。
「瑠榎、座らないの?」
可愛い顔で私がいつもみたいにすぐにソファに座らないことを不思議そうにしていた。
「あぁ、今日は紹介したい子がいて」
「ん?」
私が後ろに視線を向けると、春真も同じように私の後ろを見る。
「っ!!柳春真、さん…!!」
「…だれ」
朔を見て不思議そうな顔で私に視線を戻す。
「え、本物…」
「あ?」
「ヒッ…」
朔の反対側で私の後ろに隠れている來輝くんの声を聞いて、姿を捉えたと同時に春真の低い声が。
「こら、春真」
「こいつ何。なんで瑠榎にくっついてんの」
怒った顔をしている春真の頭をグシャッと撫でると、ボサボサの頭で怒った顔のまま私を見る。

