四大龍と蘭帝



それからはいつも通りの時間を過ごしていたら、2時間目が終わった後の休憩時間、同じクラスの女の子2人が私の机の前に立った。



「藤堂さん、少しだけいい?」

「あ、うん?」



ここだとなんだから…と言われ、空き教室に連れて来られた。

…いじめられるのか?

いや、2人でいじめはないな。この2人、どっちかっていうとそういう事しなさそうだし。



「あの…」



口を開いたのは胸のあたりまであるパーマがかった髪をした可愛い系の女の子。
そして、横にいるボブヘアーの可愛い系の女の子と頷きあってから、また私を見て急に頭を下げた。



「友達になってくれませんか!」

「…は!?」



急なことに驚きを隠せないでいると、顔を上げて2人が語り出した。



「あの蘭帝の皆さんと並んでいても劣らないその美貌。堂々とした立ち振る舞い」

「そして、たまに見せる笑顔!その全てに惹かれてしまって…」

「はあ…」

「ぜひ!仲良くなりたいと思って!」



キラキラした目に圧倒されて、少しだけ後ずさりをしてしまう。



「あ、うん?…なんでこんな空き教室で?」

「それは…藤堂さんって一匹狼な感じがして話しかけるのに緊張するのに、みんなに見られながらだと余計に緊張してうまく話せないと思ったので…」



2人で顔を見合わせながら、小さな声で伝えてくれる。

私ってそんなイメージなんだ…。



「そっか…。話しかけてくれてありがとう。私なんかでよければ、ぜひ仲良くしてください」



なんだか照れてしまって笑って誤魔化しながら2人に伝える。