愛を知った時

私達は屋台で軽い夕飯を食べてから、花火を見る場所を確保した。



――――ヒュー―パンパン



「もうすぐ始まるんじゃない?」

始まりの合図の様な音が響き渡る。


すると、外苑前の夜空に大輪の花が咲いていく。



いくつもいくつもいくつも



私は見とれながら、昨日の千夏の言葉を思い出していた。




『目が感じる』




どういう感じなの?


私も運命の人と出逢うとそんな風になるのかな?



来年はそんな人と、花火が見れるといいな。。。




花火は最後の盛り上がりをみせてる。




花火が打ち上がる度に、歓声が起こる。




ひっきりなしに上っては夜空に花を咲かせていく。





私も、他の観客に混じっていつの間にか拍手をしていた。






花火が終わっても、まだ名残惜しい感じがする。





私達は、花火の余韻を残したまま家路についた。