愛を知った時


――――プルルルル



不意に電話が鳴る。



私は急いで子機を取る。


「はい、広瀬です」


広瀬と言う苗字にもすっかりなれた。



電話の向こうから元気な声が聞こえる。



「結花?あたしあたし!!」

「千夏、どうしたのこんな時間に?」

「今大丈夫?」

「うん、大丈夫だけど・・・何か有ったの?」


そう言った私に、何か意味深な答え。


「今日お昼暇?出てこれないかな?」

「大丈夫だけど・・・結香も居るから、ゆっくり話せないかもだけど良い?」

「大丈夫。じゃあ結花の家まで迎えに行くわ」

「分かった、待ってるね。」


私は電話を切り、結香に話しかける。


「結香ちゃん、お出かけだって」


結香は嬉しそうな顔でキャッキャ言う。


私は支度を始めた。


結香は本当に手がかからない子だ。


パパのこと以外はね(笑)


パパの事になると、手がつけられない位パパ好き。


香は目じりが下がりっぱなし。

そんな香に私は嫉妬する(笑)



本当に幸せ。




香と結婚して良かった。