愛を知った時


タクシーの中で

「色々ありがとうな」

そう言って手を繋いだ。


結花は当然の様に

「当たり前の事だから~」

なんて返事をする。



会社では挨拶回りとデスクの片付け、保険関係の事をしなきゃならない。

少し時間が掛かりそうだな。

結花には近くのカフェに居て貰う事にした。

「終わったら連絡するね」

そう言って、俺は会社に入って行った。



みんなが一斉に祝ってくれる。

嬉しいよな、仲間ってさ。


矢田さんは

「おかえりー今日はあけとけや!みんなで祝ってやるわ~~覚悟しとき~~」

なんて言ってるし(笑)


俺はなるべく早めに済ませた。


上司にも挨拶を済ませ、結局2時間位かかってしまった…


すぐ結花にメールする。

――――――――

もうすぐ出るね。

――――――――

俺が出ると、結花が駆け寄って来る。


「意外と早かったね」

「ああ、割とすんなり……ってか今日会社の人達が送別会開いてくれるから、結花も一緒に行こう。」

「えっ!!!!やだよ恥ずかしい……」

やっぱり矢田さんの事を、気にしているのかな?

「大丈夫だよ」

「香…お酒はダメだからね」


プクッと膨らました頬っぺたが可愛くて、


「わかってるよ。結花は良い奥さんになるな」


そう言って頭をクシャクシャと撫でた。