愛を知った時


「いらっしゃい!」


気持ち良い風がふいてる。

俺は結花を迎え入れた。


「風邪ひかないでね~」


いつも、真っ先に俺を心配してくれる結花。


俺達は小さなベンチに座った。


「大丈夫。それより本当に来てくれたんだね!!」


嬉しくて仕方無かったんだ。


「あんな事言うからじゃんかぁ!」

「いいだろ。たまには…」


俺は結花に甘えた声で言った。


「………いいよぉ」


「あの後、矢田さんから相当突っ込まれちゃったよ(笑)」


「マジ、超恥ずかしかったんだからね!!」


顔を真っ赤にしながら怒る結花。


怒っていても可愛いな。


「俺もだよ。」


頬を撫でる風が、まだ少し冷たかった。