愛を知った時


2時間位してメールが来た。

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もうすぐ出るね。

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会社の入口から出てくる香を見つけると、急いで駆け寄っていく。



「意外と早かったね」


「ああ、割とすんなり……ってか今日会社の人達が送別会開いてくれるから、結花も一緒に行こう。」


え~~~~~って事は……



矢田さんも来るんでしょ?!




「えっ!!!!やだよ恥ずかしい……」


「大丈夫だよ」


何が大丈夫なのよ――


「香…お酒はダメだからね」

「わかってるよ。結花は良い奥さんになるな」


そう言って頭をクシャクシャと撫でた。


私は顔を真っ赤にしていた。


そんな私をお構いなしに、



「じゃあさ~先にホテルに荷物置きに行こうか」



そう言って歩き出した。



そう、マンションの鍵を会社に渡さなきゃならないから、ホテルに泊まることになった。



どうやら経費で泊まれるらしい。


私は大喜びでついて行った。