愛を知った時


こんなに走ったのは久しぶりだった。


肩が上下する。


病院は消灯前だからだろうか、静かな感じだった。

ロビーには数名タバコを吸う人が居るくらいで人があまり居ない。


玄関には


『本日の診療は終了しました』


の札が…



こりゃさすがにはいれないな……



そう思った時、携帯が鳴った。


勿論、香からのメール。


――――――

上見て!

――――――




えっ?!



そう思い見上げると、香が屋上から手を振っている。




は????何やってるのさぁ!!




『こっちこっち』




そう手招きした所には非常階段が…



本当にさぁ~中学生じゃないんだから!!!

そう呟きながら非常階段を登っている。


まさか開くわけ無いだろう……

そう、思いノブに手をかけたら、意外や意外簡単に開いた。


拍子抜け。。。



全く危機管理がなっとらん!!そう言いながら登っていく。

さすがにダッシュした後の階段はきつい…



非常にきつい…



やっと屋上のドア迄着いた。


これで開かなかったらギャグだな…



そう思ったが、スルッと開いた。