愛を知った時


マンションに帰って、ガランとした部屋を備え付けの掃除機で掃除する。


結局終わったのは夜の9時……


何だかここ2日位、掃除ばっかりだわ。

この時間じゃ面会は無理だしなぁ……


今日はおとなしくしてよう。


そう思った時、携帯が鳴った。



―――広瀬 香



香?!



私は急いで携帯を取る。

「どうしたの??」

「結花なんで今日来ないの?」


電話越しに聞こえる、拗ねた香の声。


「えっ?だって引越の準備が…今は終わったけど」

「そっか…」


何だか寂しそうだけど…


「何か有ったの?」


「…………寂しかった…」






か……かわいい!!!







「今からいくっ!!!」






そう言って、電話を切り病院までダッシュした。