愛を知った時



どうやら、容態は回復に向かっているらしく、



3日後、結花のご両親と俺のお親父は仕事も有り、帰っていった。




結花は俺の隣に座りながら、外を見ながめていた。



そういえば、もうすぐ卒業式だよな……


「ゆか…卒業式は…行けない…かも」


結花は、俺を見ながら笑顔で答える。

こんな時でも、自分より俺の事を心配してくれる結花。


「良いよ~それより早く治してね!」


お医者さん曰わく1ヶ月位は入院しなきゃならないらしい。



「帰った…ら…お祝い…しような。」



だいぶ体も元の体力とは程遠いが、元気になってきた。



「ありがとう。でも、香が元気になる事が私の何よりの幸せだから…ねっ」



そう言って、結花は俺の額にキスをした。






―――愛してるよ