愛を知った時


信号待ち。

ふと歩道の通行人に目を向けた。



『結花??』



まさかな……



と思いつつも、後ろ姿が結花にそっくりで気になる。

大阪に来てたら連絡有るはずだし…



信号が青に変わる。


俺はどうしても顔を確したくて追い越した。



チラッと顔を見る。




……やっぱり違ったか




そこには、ガッカリした俺と安心した俺が居た。




顔を前に向ける。






?!?!?!







一瞬理解出来なかった。



目を疑った。



目の前にフラフラした車が猛スピードで迫ってくる。






避ける暇なんて無かった。







―――――ドン―ガシャン







ものすごい衝撃音がする。





体に、もの凄い衝撃が走った。






その瞬間、俺の体が宙に舞った。







目の前の景色が、よく言うスローモーションになる。




本当になるんだな~なんてなぜか妙に冷静。





俺は結花の顔がよぎる。