愛を知った時



「お……き…た……?」




呼吸器の音にかき消されそうな小さい声だった。







「……こう」






私はポロポロ泣き出してしまう。





嬉しい。。。





香が目を開けてる……






「な……か…ない…で……」




「香、しゃべっちゃだめ!!」



香は優しい笑顔でこっちを見ている。


ゆっくり手を動かして、私の手の上に乗せた。


まだ握る力がないのが痛々しい。


私は香の手を握りしめた



「香……本当に…良かった……心配したんだよ…」



私はポロポロと涙を流しながら言った。




「ご両親に連絡しないとね!!!」



そう言って立ち上がろうとしたら、




「いか……ない…で」



そう弱々しい声で言った。