なんて優しいんだろう……
私はお辞儀してから、走って病院に入った。
受付で聞いてから、小走りに手術室の方に行った。
手術室の前には、香のご両親が居た。
2人共頭を抱えてソファーに座っている。
「お久しぶりです……結花です」
2人共私を見た、
「ありがとう、来てくれて…」
かなり弱々しい声のお母さん。
「香は……」
「まだ……手術中よ。運ばれた時には意識不明だったから……」
そう言ってお母さんは言葉を詰まらせた。
お父さんはお母さんの肩を抱き、変わりに私に説明した。
「何でこんな事に…」
「相手が飲酒運転だったそうだよ。泥酔状態で車を運転させて……運悪く…香の…バイクとぶつかったみたいだ。」
「……運悪く…」
「ぶつかった時の衝撃で…体が……飛んでしまって…そのまま地面に」
私はガクンと膝をついた。
震えが止まらない…
「大丈夫?結花ちゃん?」
お母さんが心配してくれる。

