愛を知った時


その時、私の携帯が鳴った。

「もしもし、場所分かった??」

「後で会いに行くから探してね」

そう言って電話を切った。

横に居た千夏は、ニヤつきながら私に聞いてくる。

「誰?香さん?」

「ママとパパだよぉ」

「見に来るって言ってたね」

「そう、香とも会ってもらえるし良い機会だよ。」


そう言った私に、千夏はびっくりしながら聞いてきた。


「えっ、会わせるの?!香さん緊張してたでしょ…」


「う…うん」


やっぱりそう言うのって緊張するもんなのかな。


香に悪い事しちゃったかな……




ブ----ブーーー


「もなく開場いたします」


その声と共に会場のドアが開いた。


お客さんがどっと入って来る。


なんか、こんなにお客さん居るのを見ちゃうと緊張しちゃうよ!!!


私は背中をポンと叩かれた。


「香!!よく見つけれたね!!」


「あたりまえだろ。それにしてもすごいメイクだな」


「でしょ!!」

高校の時の友達も来てくれたみたいで、

「結花!!」

「やーーーだ。すごいメイク!!!」

「超久しぶりじゃん。」

「楽しみにしてるからね~~」

なんて、口々に言って来るもんだから、何が何だか分からないのよ。


しかも、みんな声がでかいのね(笑)


その中の1人が香を見つけると


「もしかして彼氏??」


「うん」



「すご~~い!!かっこいいじゃん!」



だってさ。



やっぱり香ってかっこいいよね。




香は笑いながら、私と友達を見ていた。