愛を知った時

「……結花に見せたくて…俺不器用だから、何して良いか分からなくて……」


夕日を見つめながら話し始めた。



結花を見れなかった……



自分の気持ちを、素直に伝える事で精一杯だったのだ。



「結花が幸せな気持ちになる事とか思い浮かばなくて……こんな事しか出来なくて……ごめんな」



何て言って良いか分からない。



ただ思った事を口にしていた。


「もう………充分だよ」


「えっ?」



――――ギュッ



結花は後ろから俺を抱きしめた。



俺は一瞬理解出来なかった。



ただ、結花の温もりを背中で感じて居た。。



「香が大好き。…香…ずっと結花と付き合って下さい」



「……結花」




俺は嬉しくて震えそうなのを必死で抑えた。






結花を泣かせたんだよ……





結花を不安にさせたんだよ……




そんな俺でも、良いって言ってくれるのか。。。