愛を知った時

「行ってやれよ」


俺は少し考えて


「ああ」


独り言の様に呟いた。


「彼女、喜ばしてやれよ!!」


そういって佐藤は俺の分までおばちゃんに払う。

「いいよ~~佐藤」

「俺、借り作るの嫌いだからさ」


そう言ってニャッと笑った。


「それにしても、広瀬君は罪だな~~まだ10代の子を相手にして!!!この変態が~~」


「ば~~か。でもさ、結花を見てると俺オッサンなんだよな~~って実感するんだよ(笑)」

佐藤は俺の背中を叩き、

「マジで頑張れよ」

「ああ。」

そう言って会社に戻った。


辺りを見回す。


宮内先輩が居ない。。。


まさか・・・本当に行ったのか??


俺は、仕事を早めに片付けるとバイク屋に寄った。


「広瀬さん、久しぶり!!何しとったん??」


「仕事だよ、仕事。それよりメット見せて貰って良い?」


「広瀬さんのサイズだと・・・」


「あっ!俺のじゃなくて・・・」


「もしかしてこれか?」


そう言ってニヤニヤしながら小指を立てる。

「ん~~~まあ。。」

「いやぁぁイイ男は良いよなぁ♪」


そう言って女性用のを見せてもらった。

色んなのが有って迷うな。

結花の顔を思い出しながら考える。

結花に似合いそうなピンクのヘルメット買った。


「ありがとうございます」