愛を知った時

メモには


【昼飯食いに行こうぜ】


そう書いてあった。


俺は佐藤の方を見て頷く。



何だか頭が働かない。




大人のはずなのに・・・




結花は今頃何をしているのかとか考えてしまう。。。




もしかしたら忘れなきゃならないのに。




忘れられるはずが無い・・・


「おい、広瀬。なんか有ったのか?」


佐々木が心配そうな顔で見ている。


「風邪か?顔色悪いぞ」

「大丈夫。すまんすまん。」

「無理すんなよ」


そう言ってデスクに戻っていった。


そんなに顔に出てるのか?!



情けないな。。。



俺は一向にはかどらないパソコンの画面を、ボーーっと見つめていた。


----ポン

後ろから肩を叩かれる。


「広瀬、昼飯にしようぜ」

そういって佐藤が来た。

「ああ、そうだな。」

このまま居てもしょうがない。


気分転換にもなるしな。


俺たちは、近くの定食屋に入った。


おばちゃんにいつもの日替わり定食を頼む。


おばちゃんはいつもの笑顔で対応する。


『あいよ~~』



少し心が緩む。。。