愛を知った時

私は辛うじて授業を受けていた。

気を抜くと思い出して涙が出てしまいそうになる。

幸いな事に午前中で必須授業は終わった。

私は千夏と帰った。

校門に差し掛かると1台の車が待っていた。

「結花ちゃん」

不意に私の名前が呼ばれて振り向く。



今1番会いたくない人…


「……宮内さん…」



千夏が驚く。


何も言えなくなっている私に千夏が答えてくれる。

「結花に何の用ですか?」

「今大丈夫かしら??お話したくて」

「話す事なんて有りませんから。」


そうキッパリ言って、私を連れて行こうとした。


「…昨日の事………」


私は立ち止まった。


「分かりました。」

「結花?!」


そういうと宮内さんの前まで歩いていった。

「もし良かったらお友達さんも一緒でも…」


千夏は


「そうさせていただきます」


そういって車に乗り込んだ。