愛を知った時


「ごめん……嫌いになるよね」





嫌いな訳ない。




嫌いになれる訳ないじゃんか。



ゆっくり私から離れて紙袋を取り出した。



私に差し出して



「見せてくれる予定だったんでしょ?」



私は香を見た。


私は無言で頷く。




「お家に帰ろう…」



そう言うと私をひっぱって行った。


「…宮内さんは?」



「……帰した」



そう言った香は、俯いて居た。





私達は、無言のままマンションに着くと部屋に入った。