愛を知った時

私は完全に固まっていた。



人間って、本当にパニックになると固まるんだね…なんて意外に冷静な頭の中。



吐き気がする。



香は、依然私に気が付いていない様子。




女性は香に寄りかかっている。




目眩がした。




女性が一瞬顔を上げた。







!!!!!!!!!!!!






見覚えがある……


いや、良く覚えている。




『…宮内…さん……』




『……そんな…人が悪いよ……』






―――――ドサッ







私は、紙袋を床に落としてしまった。


体に力が入らない。



その音に気づき、香が顔を上げた。



2人の目線が絡み合う。



香はびっくりして結花を見ていた。



私はこの場に居るのが嫌で走り出した。



「結花!!!!!!!」


後ろで、声が聞こえた。。。