愛を知った時

帰りの電車

もちろん満員…


きっとラッシュよりヒドい混みように、


『よしっ』


と気合いを入れてから乗り込んだ。


結局、千夏は晴彦の家に一緒に帰り、伸は方向が違って私は1人ぼっち……


おまけに、この満員電車で浴衣は着崩れて最悪!!!!


「あ~ん!!せっかく綺麗に着せてもらったのに」


つい思わず口から出る。

そんな私を隣のおじさんは怪訝そうな顔で見ていた。



ヤバい、又独り言が出ちゃった!



私気が付かないうちに、独り言を言っちゃうんだよね。



気をつけなきゃ。。。



私はまだ覚めやらぬ花火の興奮からか、入り口近くの窓からぼーっと外を眺めていた。






その時








――――ドン







入り口近くでぼーっとしていたからか、降りていく人に押されてホームへ突き飛ばされる様な状態になった。