バスに飛び乗る前に、保育園に電話をかけて伝えておいた。 電話に出たのは園長先生。 50代の気さくな女性だ。 『まぁ、そうだったの。いつも決まった時間に来るのに、今日は遅いなぁと思ってたのよー』 「すみません」 『いえいえ。あ、美羽ちゃん眠そうだったから、さっきお布団で寝かせたの。だから急がなくても大丈夫よ』 「はい。ありがとうございます」