純情100%の誘惑



まさに、まな板の上の鯉。


カチンコチンに固まってイスに座っていると


「じゃあ、バッサリ切らせてもらいますね」


美容師さんがハサミを構えた。




伸ばしっぱなしだった髪が、次々に床に落ちていく。


ハサミが髪を通るときの微かな音が心地いい。


どんどん頭が軽くなって


なんだか、気持ちまで――