純情100%の誘惑



「な、何それ……ははっ。変なの」



驚きのあまり、虚ろな笑いがもれる。



「じゃあ別に、あんなやり方しなくても。最初から婚約者だって教えてくれれば……」


「うん、僕もそう思ったんだけどね。“婚約者だと先に教えたら、もし嫌でも娘はガマンしてしまうだろうから”って、彼女が」


「……」



たしかに、そうだ。