先生は玄関を上がると、冷蔵庫の方へ歩いた。 入れ替わるようにあたしと美羽が玄関を出た。 薄いムラサキの朝焼けが、見慣れた町並みのむこうに広がっている。 あたしはくるりと体の向きを変えて、閉じたドアに向き合うと 手に持っていたスペアキーを鍵穴に差し込んだ。