純情100%の誘惑



一瞬、先生が何か言いかけたような気がしたけど。


そのまま唇は閉じられ、かすかな笑みだけが浮かんだ。



「じゃあ……失礼します」


「うん。バイバイ、美羽ちゃん」


「……え~? 美羽、せんせぇとバイバイするのぉ?」


「保育園では今まで通り会えるよ」



――今まで通り。


何もなかったように、元に戻る。