「美羽(ミウ)ちゃーん。お姉さんがお迎えに来てくれたよー」



ピンク色の門をくぐると、顔なじみの保育士さんが奥の部屋に呼びかけてくれた。


パタパタと足音が聞こえてきて、シュークリームみたいなお団子頭が現れる。



「純(ジュン)ちゃ~ん!」


「美羽。いい子にしてた?」


「うん!」