そのとき。いきなり誰かが玄関のドアを叩いた。 「お~い、タっスク~!」 「!?」 酔っ払いのハイテンションな声。 「ちょっとアンタたちっ…近所迷惑でしょっ」 橋本の声も聞こえる。 ついさっきまで一緒に飲んでいたメンバーだ。 俺は大あわてで玄関を開けた。