純情100%の誘惑



そう、俺すげぇヘタレ。


夏が終わっても彼女と繋がっていたくて、だから鍵を渡したのに。



――『また困ったことがあれば、いつでも美羽ちゃんとうちに来ていいから』



ずるいよなぁ……あそこで彼女の家庭の事情を持ち出すなんて。言い訳じゃん。


いや、もちろん家のことを心配してるのは嘘じゃないけど。


でもそれと同じくらい、俺自身が、一緒にいたいくせに――…