純情100%の誘惑



「ちょっ……美羽!」


人前でこんなことペラペラと……!



事情を察したタスク先生が、心配そうな顔であたしを見る。


あたしは思わず目をそらし、美羽の手を引っ張った。



「行くよ、美羽!」


「やだーっ、もう歩きたくない!」



美羽がもう片方の手で先生にしがみつくと



「あの……大丈夫?」


先生が遠慮がちに口を開いた。