純情100%の誘惑



「……純ちゃぁん」


歩き疲れた美羽が、ぐずるような声を出す。


「純ちゃぁん」


くいくいと手を引っ張って主張する美羽。



「……ごめん美羽。もうちょっとガマンしてくれる?」


「純ちゃぁん」


「っ……だから!ガマンしてって――」


「タスク先生がいるよ」


「…………え?」