純情100%の誘惑



「アイス落とさないようにね」



先生は美羽にそう言うと

心なしかテレくさそうに、こちらを向いて


「はい」


空いている方の手をあたしに差しだした。



「え……」


「家族、でしょ? 今日は」


「……」



おずおずと手を伸ばすあたし。