「アイス落とさないようにね」 先生は美羽にそう言うと 心なしかテレくさそうに、こちらを向いて 「はい」 空いている方の手をあたしに差しだした。 「え……」 「家族、でしょ? 今日は」 「……」 おずおずと手を伸ばすあたし。