純情100%の誘惑



「お嬢ちゃん、若いパパとママでいいねぇ」


おじさんはバニラアイスを美羽に渡しながら、ニカッと笑って話しかけた。



「ぱぱとまま?」


「ち、違いますっ。俺たちはそんなんじゃなくて……っ」


あわてて否定する先生の声。


それを止めたのは――



「……家族に、見えますか?」



ぼそっ、と口を開いたあたしだった。