それもかかわりたくない強面の人たちばかり… 「!!?」 彼らは私たちを取り囲む。 「星崎由真ってどっちだ?」 「この子です…」 美乃亜が震えながら私を指差す。 「美乃亜!!?いったい…どういうコト?」 「ゴメンなさい…久米村さんに脅されて…あんたをおびき出すように言われたの…」 「美乃亜・・・」 美乃亜は泣いて私に頭を下げた。 「行くぞ!!」 男が私の手を掴んだ。 そして口と鼻にハンカチを押し当てる。