本当に心が晃生さん一色に染まってゆく私。 昼休みの屋上。 美乃亜は先に教室に戻った。 私は麻白君を待ちわびながら…ベンチに座ってどんより曇る空を見つめた。 私の心の色も空の色と同じ…ーー 「話って何だ?」 私は晃生さんと菜摘さんの話を聞きたくて…麻白君を呼び出した。 「俺に告白か?」